西村宏堂の実家は都心の寺!高校は青稜&次世代アーティストの経歴まとめ!
僧侶で、メイクアップアーティスト、そしてLGBTQ当事者。
2021年にアメリカのTIME誌で『世界の次世代リーダー』の1人に選ばれた活動家、西村宏堂(こうどう)さん。
僧侶らしからぬ経歴で、興味が惹かれますね。
華やかな衣装に負けない、美しいオーラを放つ西村宏堂さんとは?実家の寺や、高校、大学時代などの経歴についてもまとめています。
西村宏堂の実家は都心エリアのお寺!
ハイヒールを履いた僧侶としてNHKで特集されたり、2020年に『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』を出版。
西村宏堂さんは『なぜ僧侶になったのか?』
理由は『実家のお寺』を継いだからで、そのお寺は都内某所にある浄土宗の寺。西村宏堂さんは、度重なるインタビューで、実家のお寺についてこう話しています。
- 実家が都心エリアにある浄土宗の寺
- 16世紀から続くお寺に生まれた
- 400年続く東京のお寺の一人息子
- 父は仏教学者
都心某所には『浄土宗であり、400年以上続いている歴史のあるお寺』があります。※港区の増上寺ではありません。
※お寺の住所・名前はお寺側からの要望と個人情報により非公開とさせていただきます。
傳譽(天文13年1544年寂)が龍の口附近に開山、当寺2世義公が慶長2年(1597)に中興したといいます。当寺境内の荻生徂徠墓は、国史跡に指定されています。
引用元:https://tesshow.jp/
YouTubeでお寺の外観は、このような姿で公開されています。
素敵な雰囲気のあるお寺ですね。
西村宏堂の父親と母親について
西村宏堂さんの父親は、仏教学者。そして釈尊研究の第一人者でもある方とのこと。
仏教学者の父との、昨晩の11pmの会話より… 医者と同じように、新たに実証されたい薬が出たら、それを使わないと現代に通用しない。仏教もさらに経典を調べると、新しい学説や解釈が出てくるから面白い。古い薬は古い薬。父「発見が面白くなかったら、研究して論文は書かないよ。」と😂 #仏教
— Kodo Nishimura 西村宏堂 (@kodonishimura) January 31, 2020
調べると、大正大学の仏教学科の先生でもある、西村実則(みのり)さんが該当。
2019年〜大正大学の名誉教授のようです。
西村実則先生の専門は『釈尊伝・印度部派仏教・近代仏教学の確立』で、本も出版されています。
目〜鼻〜口元あたり、似ていらっしゃるような?
そして、西村宏堂さんの母親は『ピアノ奏者』とのこと。
YouTubeで母の素顔からメイクアップ後までの『母のグラマラスメイク』という動画をアップされています。
西村さん、母親にもそっくりですね??
西村宏堂の経歴プロフィール
西村宏堂さんは1989年生まれ。
高校卒業後にアメリカへ留学、18歳から11年アメリカで過ごしてきたそうです。
- 2年間ボストンの大学(語学)
- 4年間ニューヨークの美術大学
美術大学3年生のときに、『ミス・ユニバース』のメイクアップアーティストのアシスタントとなり、プロの道へ。
仏教の智慧(ちえ)だけでなく、メイクも非常にパワフルです。ですから、仏教の智慧と美を伝えることで、人々に力を与え、人々を自由にする、これこそが私の人生の使命なのです。
引用元:https://social-innovation.hitachi/ja-jp/article/kodo_nishimura/
というように、僧侶もメイクアップアーティストとしても、西村宏堂さんにしかない個性を強く肯定できたのは、そこに使命を感じたからなのでしょう。
一般的な女の子がそうであるように、幼少期からディズニープリンセスになることに憧れていた西村さん。
中学時代までは、同級生(女子)に自然に馴染めていたものの、高校生になると生活は暗転。
自分らしくいられない環境に身を置き、偽ることは辛いけれども、そこが次への転機だったのかもしれません。
西村宏堂の出身校は青稜高校
西村宏堂さんは、希望していた高校に受からず、私立高校へ進学。
入学して間もなく同級生からの『あいつオカマだろう』という言葉にも傷つきますが、受験校で校風に合わず、大学受験と関係のない美術に夢中になったそうです。
そして高校時代の制服姿から、私立青稜高等学校であることが分かりました。
青稜中学校・高等学校は品川区にある1938年創立の中高一貫校。勉強する環境が整った進学校ですね。
ちなみに現在の制服は『藤原ヒロシ』さんプロデュースで、2020年に一新されています。
学校のあとは、駅前の英会話スクールや映画館に通い、海外の同性愛者とオンラインチャットをすることで心をほぐしていた西村さん。
高校は卒業後は、アメリカへ留学しました。
西村宏堂の大学はNYパーソンズ!
アメリカでは最初にボストンの大学へ2年、そしてNYのパーソンズ美術大学に4年間通いました。
しかし今度は『アジア人というマイノリティ』にコンプレックスを抱くようにも。
2009年(20歳)のときに、パーソンズ美術大学に進学、そこでは学部長はゲイで学生の7割がLGBTQという環境だったそうです。
アーティストとして、自分のアイデンティティを追求し表現する。そんな仲間がいる環境に身を置いたことで、自分らしさと向き合うことができたのでしょう。
生きづらい環境から、自分らしくいられる環境を見つけるまでの道筋は、簡単ではなかったであろう西村さん。
僧侶になることへの葛藤も、厳しい修行を積みながら解き放たれて行ったようです。
その後も『メイクアップアーティスト』としてフルタイムで働きながら仏教の僧侶になるため修行。NYと日本を行ったりきたりしながら2年間過ごしたそうです。
両親にカミングアウトしたのは、修行を終えた27歳。
そして現在、メイクアップアーティストとして『ミス・ユニバース』世界大会に参加してきたり、同性愛者であることを公表し、LGBTQ+の活動家として活躍。
性別の問題だけではなく、マイノリティであることで居場所がないと感じるひとも多い世界。
仏教を通じて、魂の言葉で発信する西村宏堂さんの活動は、まさに次世代リーダーですね!
多くのひとを肯定してくれる、そんな僧侶でありアーティストでもある西村宏堂さんについてご紹介しました。