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体験談【君たちはどう生きるか】映画の対象年齢は小学4年生から!感想&元ネタまとめ

    
ジブリ【君たちはどう生きるか】映画の対象年齢は?あらすじと感想・元ネタなど
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体験談【君たちはどう生きるか】映画の対象年齢は小学4年生から!感想&元ネ...
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宣伝を行わずに公開となった、ジブリ新作映画『君たちはどう生きるか』

公開は2023年7月14日。鳥のような『絵のポスターのみ』が登場し、内容・あらすじ・キャストも明かされていませんでした。

蓋を開けてみると、主題歌は米津玄師さん、声優も菅田将暉さん、木村拓哉さんなどの有名人が連なり気になりますね。

同作は、82歳になる宮崎駿さんが10年ぶりに手がける長編アニメーション作品でもあります。

なにやら『難しそうなタイトル』ですが、何歳から楽しめるのでしょう?

この記事では、実際に小学生を連れて映画を観た感想、対象年齢」ネタバレを少し含むあらすじ等もご紹介します。

映画「君たちはどう生きるか」何歳から?対象年齢!

どんな映画なのか?と聞かれたときに、説明が難しい映画と答えるひとが多いでしょう。

個人的にはズバリ、

対象年齢は小学校4年生以上〜

という印象がありました。

引き込む前半の展開、不可思議でスローな場面もある、中盤以降。小学生低学年にはハードかもしれません。

ちなみに体験談として、映画をじっと観れるタイプの小学1年生でも、開始30分で『いつ終わる?』『もう終わる?』と最後まで呟いていました・・・

その理由をまとめていきます。

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上映時間が長く感じてつまらない?

『君たちはどう生きるか』は、小さい子供向きではありません。この映画はやや長めの、

上映時間:124分

となっています。

子供にも人気がある『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の上映時間は94分。

参考:【映画】スーパーマリオはいつまで上映される?9月10月の公開スケジュール

マリオのような、明るく楽しい映画とは趣旨が異なる『君たちはどう生きるか』。場面によっては、ちょっと怖いと感じる子供も。

以上のことから、小学校の低学年くらいだと『なんか長い、ちょっと怖い、いつ終わる?』と感じてしまう映画かも。

しかし劇場には、小学生くらいの子連れもたくさん来ています

色々な意味で『印象に残るアニメーション』でもあるので、考察できる年齢だと親子で楽しめるかもしれませんね!

映画「君たちはどう生きるか」あらすじと感想

宣伝をしていないため目立っていませんが、キャストも超豪華な、ジブリ映画『君たちはどう生きるか』。

主題歌は米津玄師さんの『地球儀』で、声優も有名人だらけ。音楽は久石譲氏と大物が揃っています。

滝沢カレンは何役?キャスト配役一覧!

声優キャストの一覧は以下となっています。

ちょっと分かりにくい滝沢カレンさんの役どころは、お屋敷の老婆の1人ではなくワラワラ!

牧眞人(マキマヒト)山時聡真
眞人の父木村拓哉
ナツコ(眞人の継母)木村佳乃
アオサギ菅田将暉
キリコ(若い頃)柴咲コウ
ヒミ(若い頃のヒサコ)あいみょん
屋敷の老婆大竹しのぶ
竹下景子
風吹ジュン
阿川佐和子
ワラワラ滝沢カレン
大伯父火野正平
インコ大王國村隼
老いたペリカン小林薫

あらすじ要約!ネタバレあり

作品のあらすじを要約してご紹介します。(少しネタバレを含みます

舞台は戦時中の日本・東京。火事で母親を失った主人公・眞人(まひと)は、しばらくすると父親の再婚相手・ナツコ住む田舎のお屋敷へと疎開します。

そこは母の実家でもあり、ナツコは母の妹。そして屋敷に仕える老婆たちがいました。

眞人は屋敷で出会う、不思議なアオサギに導かれ、屋敷の近くに廃墟のような塔を発見します。

それは失踪した大叔父が建てた廃墟だといいます。

ある日、ツワリで体調を崩していたナツコが森の中へ入ったまま行方不明に。ナツコを追い、森の中へ。

塔の入り口で待ち構えていた、喋るアオサギに導かれ、さらに中へと入っていく眞人。

『あの世への入り口』のような塔に引き込まれ、舞台は不思議な世界へ。

という前半から、後半は全く異なる世界で展開される不可解なストーリー。

不思議な世界では、若い頃のキリコや、母親、インコ、『13個の積み木』を守る大叔父にも出会います。

それは『スタジオ・ジブリ』を象徴するような描き方でもあり、大叔父は宮崎駿氏自身のように感じました。

死への概念、生きることを、命懸けでアニメに詰め込んできた宮崎駿氏の『集大成』と言われる作品なのでしょう。

そしてラストは余韻を残します。

その余韻は、米津玄師さんの歌声(歌詞)とマッチし、エンドロールを鑑賞しながら、なにやら複雑な感情に陥ることになりそうです。

ジブリの新作『君たちはどう生きるか』の感想を見てみましょう。

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観た人の感想まとめ

正直『うわっ面白い!』という映画ではないので、意見は分かれて当然という内容ですね。

映画「君たちはどう生きるか」元ネタはある?

宮崎駿氏が、原作・脚本・監督を務めた『君たちはどう生きるか』。2017年に制作を開始し、トータル約7年もの歳月をかけて公開。

タイトルは、吉野源三郎氏の著書『君たちはどう生きるか』に由来していますが、宮崎駿氏のオリジナルストーリーです。

映画は上記の書籍ではなく、以下の児童文学からの影響が強い。それは、

ジョン・コナリーの『失われたものたちの本』(田内志文訳、創元推理文庫)

宮崎駿氏は『アイルランド人の書いた児童文学から刺激を受け、映画化を提案した』といいますし、同書はジブリ美術館でも販売されている本です。

宮崎駿氏が帯に「ぼくをしあわせにしてくれた本です」と推薦文を寄せています。

この「失われたものたち」は、第2次世界大戦中のイギリスが舞台となります。

母を病気で亡くした少年デイヴィットが、父親の再婚相手・ローズと暮らし始め、不思議な王国に迷い込むというもの。

物語では、木こりと出会い冒険へ向かうなど「キリコ」の存在に近い人物も登場しています。

映画『君たちはどう生きるか』の眞人と境遇や経験も似ていますが、なにより「不思議な世界への入り口」を描く際の参考になっているようです。

以下のエピソードもあるくらい、宮崎駿氏がとても刺激を受けた同書、気になりますね。

「宮さんが一冊の本をぼくに提示した。『読んでみて下さい』アイルランド人が書いた児童文学だった」

鈴木敏夫『ジブリの文学』(岩波書店)

賛否両論がある、2023年・ジブリ映画『君たちはどういきるか』。

宣伝を行わないことで、与えられずとも『自ら求め、観て感じ、見出すこと』を示しているようです。受け取り方も様々でしょう。

それがあなた自身です、と言われているような。

人生も後半になり『死』を現実として捉えるひと、身内の死を経験したひと、『考えるのが好きなひと』にはオススメの映画ではないでしょうか。

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