ミロがバズって品薄に?2020年に人気になった理由を調査してみた!
麦芽飲料ミロは、1973年に日本での発売を開始しました。
初代ミロと言えば「みどり色のパッケージ」で「瓶に入った」「ココアのような味」の飲み物。
子供が大好きな味ですが、
母親には「たくさん飲んではダメよ!」と言われた記憶もあるような?
そんなミロが、2020年夏頃から品薄になるくらいバカ売れしたのを覚えていますか?
なぜいきなりバズったのか?理由をまとめています。
2020年 ミロがバズって品薄に?
あのミロが、急になんで品薄に?
と不思議に思ったひとは多いはず。
Twitterでバズったから?
コトの発端は、Twitterでバズったからと言われています。
意図的にSNSでのマーケティング戦略を考える会社が多いなか、ミロに関してはステマのようで、ステマではなさそう。
と考えるひとが多いようです。
『ステマ』とは、ステルマーケティングの略語で、見たひとに『広告』だと気づかれないように商品を宣伝したり、クチコミを行うマーケティング手法のひとつ。
毎朝ミロを飲み始めて1か月、寝起きが爆裂良くなり、24時間常に疲れてだるかった身体が軽くなり、趣味すらやる気が起きなくて鬱々してた気分がスッキリ爽快!一個でも当てはまるひと嘘だと思って試してみて欲しい〜!ありがとうネスレ!ありがとうツイッター! pic.twitter.com/feW15fZqov
— 🌻橘恋🌻 (@ren_3) August 4, 2020
毎朝ミロを飲み始めて1か月、寝起きが爆裂良くなり、24時間常に疲れてだるかった身体が軽くなり、趣味すらやる気が起きなくて鬱々してた気分がスッキリ爽快!
一個でも当てはまるひと嘘だと思って試してみて欲しい〜!ありがとうネスレ!ありがとうツイッター!
このツイートがきっかけで
『ミロ良いらしい』『飲んでみよう』の意識が拡散されていきます。
『バズる』とは、SNSやウェブ上で、特定の話題が一挙に広まることを指しますが、
バズ(Buzz)には「鉢がブンブン飛ぶ音」という意味があり、いわゆるクチコミマーケティングのことを、バズマーケティングともいいます。
そして、
貧血ぽさやダルさの自覚がある女性にとって、なんだか気になるこのツイート。
とうとうネスレからもメッセージが届きます。
ツイートが瞬く間に拡散されていくと同時に
#ミロ活
というワードも流行りだし『ミロ活』のツイートが増加。
随分前に献血しようとして鉄分不足言われたからミロ活を機に鉄分増やしたい
— ごはん (@sabateri0927) August 8, 2020
私もミロ活しようかなぁ。
— みーちゃん1y4m (@tomoko09873015) November 12, 2020
売り切れの所多いみたいだけどうちの近所はどうだろう?
SNSで流行ると、大手のネットニュースや、テレビでも取り上げるようになり品薄に。
2020年12月、ミロはとうとう販売休止となりました。
そして転売ヤーが買い占めたのか、フリマサイトに大量放出。
この流行りっぷりに、
やっぱりステマなんじゃないのか?という、疑惑はありつつも、真実は不明。
どちらにしても、企業が便乗しない手はありませんし、マーケティングとしては大成功じゃないでしょうか?
もともと知名度は高い『ミロ』ですが、SNSとの相性が良かったのでしょうね!
PR人気になった理由を調査してみた!
いくらバズったとしても購入されるとは限りません。
販売休止にまで追い込まれた『ミロ』って、やっぱり魅力があったのです。
人気になった理由を3つあげると
などが考えられます。
ひとつずつ見ていきましょう。
①鉄分を多く含む
ミロ1杯分には、1日に摂取する鉄の目安の44%が含まれています。
引用:nestle.jp
飲みたくなる理由は『貧血ぎみ』を意識する女性が、想像以上に多いからでしょうか?
元でのツイートにもありましたが、
朝だるい、貧血気味なのかも・・・
など『血の巡りの悪さ』を感じている女性は多いですよね。
ミロで鉄を美味しく摂取できるなら、コーヒー代わりに飲んでみようかな〜♪と考える女性は多いはずです。
②ビタミンDとカルシウムを多く含む
このコロナ禍のニーズに、ピタっとハマったのも理由のひとつでしょう。
ミロ1杯分には、1日に摂取するビタミンDの目安の40%が含まれています。
カルシウムは1日に摂取する目安の56%が含まれています。
引用:nestle.jp
カルシウムは吸収されにくい栄養素ですが、
ビタミンDを一緒に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収を促進してくれると言われています。
感染症予防に “ビタミンD” を推奨する記述が多くありますが、コロナ禍でその情報が広がっています。
また冬になると、日光を浴びる機会が減るため、体内の『ビタミンD不足』が指摘されています。
ミロが売れすぎて販売休止なのか🤔
— 🐰二!兎🐰 (@xni_tox) December 9, 2020
今の時期飲んでれば結構いいしなぁ
ミロは鉄分、カルシウム、ビタミンDが摂れる
カルシウムは骨づくり
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進、ウイルスへの抵抗もつく
※ビタミンDは風邪やインフルエンザなどの感染症の発症・悪化の予防。新型コロナへの抵抗は不明。
コロナが流行っているから、ミロを飲んで”ビタミンD”を補う。カルシウムも鉄も豊富で美味しい!
そんな『ミロ』の手軽さも人気の理由のようです。
(牛乳と合わせると糖質高そうですが・・・)
③どこでも買えて美味しいから
SNSやクチコミ、TVで情報を得たあと “すぐに買いに行けちゃう” ミロ。
全国のドラッグストアやコンビニ、身近なスーパーで購入できる商品だったこともポイントが高いですね。
テレビで特集すると、SNS世代→転売ヤー→高齢者層まで、消費が一気に拡大します。
結果的に品薄になるのは、愛用者からしたら迷惑な話しですが・・・。
それもまた、ご時世なのかもしれません。
PRさいごに
ミロはオーストラリアで誕生した飲み物ですが、きっかけは世界恐慌でした。
1930年代、ミロは『栄養不足の子供たち』のために考案されたそうです。
この『ミロ』の流行は、コロナ禍での『不況』と何か共通するものがあったのでしょうか?
当時、ネスレ公式サイトは、2021年3月以降まで、ミロ販売再開の見通しがたっていないと告知していました。
その後、再販されると徐々に通常運転へ。
またいつか、火付け役が現れるかもしれませんね!